青之丞(あおのすけ)の旅と読書日記

旅の途中で読んだ本の紹介と、撮った写真にまつわる歴史

ローマ 命がけの闘技場 コロッセオ

ローマ歴史地区  世界遺産1980年登録 1990年範囲拡大

f:id:bluetoone:20160220100530j:plainコロッセオの内部

紀元後80に完成した世界最大の円形闘技場。1層目がドーリア式、2層目がイオニア式、3層目がコリント式の建築様式。ヴェスパシアヌス帝によって娯楽の場となり、剣闘士同士の戦いや、剣闘士と猛獣の戦いなどの見世物が行われた。罪を犯した罪人や奴隷、征服した国の兵士などが剣闘士として戦わされたが、実力が認められ、勝ち続けるとローマ市民権を得ることができた。猛獣は主にアフリカから船で搬送され、その多くはローマにたどり着く前に死んでしまった。地下からエレベーターで猛獣がアリーナにあがる高度な仕組みをもっていた。

f:id:bluetoone:20160220100543j:plainコロッセオの夜景

後に多くの石造建造物が建てられたときに、石が不足したため、コロッセオから多くの石が切り取られてしまった。