サッカラとダハシュールにあるピラミッド
メンフィスのピラミッド地帯 世界遺産1979年登録
サッカラ 階段ピラミッド
ジョセル王によって紀元前2650年頃に建てられた最古のピラミッド。階段は王の魂を天に導くためと言われている。裏側に廻ると、セルタブと呼ばれる小部屋があり、のぞき穴から、ジョセル王の像が見える。残念ながら、これは複製品で本物はエジプト考古学博物館に展示されている。
ダハシュール 赤のピラミッド
スネフェル王によって紀元前2600年ころに建造された。使用された石材の色が赤いため赤のピラミッドと呼ばれる。現存する最古の正四角錐のピラミッド。スネフェル王は、ギザのピラミッドで有名なクフ王の父にあたる人物。
ダハシュール 屈折ピラミッド
高さ105メートルのほぼ半分のあたりで、52度あった斜度が43度の斜度になっているため屈折ピラミッドと呼ばれている。その理由としては、建設中に地盤が緩んだため、全体に総重量を軽くしたためとか、王の死期が早まったためなど諸説ある。
ギザのピラミッドに比べると小粒だが、それぞれ特徴のあるピラミッドなので見る価値あり。