青之丞(あおのすけ)の旅と読書日記

旅の途中で読んだ本の紹介と、撮った写真にまつわる歴史

サッカラとダハシュールにあるピラミッド

メンフィスのピラミッド地帯  世界遺産1979年登録

f:id:bluetoone:20160306100638j:plainサッカラ 階段ピラミッド

ジョセル王によって紀元前2650年頃に建てられた最古のピラミッド。階段は王の魂を天に導くためと言われている。裏側に廻ると、セルタブと呼ばれる小部屋があり、のぞき穴から、ジョセル王の像が見える。残念ながら、これは複製品で本物はエジプト考古学博物館に展示されている。

f:id:bluetoone:20160306100817j:plainダハシュール 赤のピラミッド

スネフェル王によって紀元前2600年ころに建造された。使用された石材の色が赤いため赤のピラミッドと呼ばれる。現存する最古の正四角錐のピラミッド。スネフェル王は、ギザのピラミッドで有名なクフ王の父にあたる人物。

f:id:bluetoone:20160306100832j:plainダハシュール 屈折ピラミッド

高さ105メートルのほぼ半分のあたりで、52度あった斜度が43度の斜度になっているため屈折ピラミッドと呼ばれている。その理由としては、建設中に地盤が緩んだため、全体に総重量を軽くしたためとか、王の死期が早まったためなど諸説ある。

ギザのピラミッドに比べると小粒だが、それぞれ特徴のあるピラミッドなので見る価値あり。