戦場カメラマン 一ノ瀬泰造 ③
カンボジア アンコール遺跡群 世界遺産1992年登録
泰造の墓があるプラダック村
泰造が拘束されたのちの数日間、シェムリアップかた14KM離れたプラダック村で過ごした。上の写真はプラダック村の家屋。ここでも子どもたちと遊んでいたと言われている。そして一ノ瀬泰造の墓がこのプラダック村にある。観光名所になっているわけでもなく、個人では行きにくい場所である。安全3点セットを満たしたドライバーを街中で見たことはなかったので、宿泊していたホテルにヘルメット・ハンドルのバックミラー・黄色いベスト、そして泰三の墓の場所を知っているTUKTUKドライバーの手配を頼む。泰造の墓の場所を知っていると言ったドライバーでさえ、最後は迷っていた。舗装された道路から赤土の道なり、さらにその道が凸凹になり、TUKTUKでは無理かと思う瞬間に泰造の墓に到着した。
ブラダック村にある泰造の墓
管理人がいると聞いていたが、この時は席をはずしていたみたいで、ひっそりとしていた。泰造の墓らしく、とても見晴らしがよく、気持ちいい場所にあった。後年、泰造の骨はアンコール・ワットの池の畔にも分骨された。