日本のふるさと 五箇山 合掌造り
白川郷・五箇山の合掌造り集落 世界遺産1995年登録
五箇山 菅沼地区
合掌造りの屋根を補修するのに掛かる費用は、なんと2000万円。昔は良質の茅があったので、30~40年に一度でよかったが、、最近は茅の質の低下により、10年~20年に一度の葺き替えが必要になった。さらに一度に全面を替えることは経済的に厳しいので屋根を4分割、もしくは2分割して、経済的負担を減らしている。宿泊した民宿が合掌造りの宿だったので、天井裏を見学したり、昔は養蚕製糸などの家内制手工業の営んでいた部屋も見せてもらえた。
五箇山 相倉(あいのくら)地区
家を持つことが、非常に困難だったため、長男しか結婚ができなかった。菅沼地区と相倉地区の合掌造りを見て歩いたが、それぞれの集落は非常に閉ざされた狭い場所で、相互扶助組織「結(ゆい)」の必要性を実感した。