パリ コンコルド広場 マリー・アントワネットの断頭台
コンコルド広場の素敵な噴水
コンコルド広場からは、パリにある観光地の多くを眺望できる。エトワールの凱旋門、マドレーヌ教会など。パリの中心にある公園。現在はおしゃれで優雅な公園だが、フランス革命では、多くの命が散った場所。1973年、ルイ16世とマリー・アントワネットが断頭台に立ち、それ以降1000以上の命が絶たれた。綺麗な公園だが、公園を大きな道路が横切っていて、交通量が多くなかなか落ち着けない公園だった。公園を楽しむなら、隣接しているチュイルリー公園のほうがゆっくりのんびり出来る。
エジプトから贈られたオベリスク
コンコルド広場の中央に立っているオベリスク。もともとエジプトのルクソール神殿にあったもの。通称「クレオパトラの針」。まったくクレオパトラとは縁もゆかりもないおオベリスクなのに・・・。
長野 戸隠神社 御朱印めぐり
随神門
吉永小百合さんのCMで有名になった随神門。この先の杉並木を歩いていくと奥社にたどりつきます。戸隠神社は、中社(ちゅうしゃ)・奥社(おくしゃ)・宝光社(ほうこうしゃ)・九頭龍社(くずりゅうしゃ)・火之御子社(ひのみこしゃ)の5社の総称。
奥社 参道杉並木
5社全部廻りました。参拝とはいえ、ほとんどトレッキングに近い歩行距離とアップダウウン。軽い気持ちでは奥社にはたどりつきません。
火之御子社
火之御子社に御朱印を貰えないので、参拝をしたあと宝光社で一緒にもらおうと思っていたところ、宝光社では御朱印をもらうのに長蛇の列。1時間以上並んで、やっと順番がくる。
宝光社
しかし、御朱印を書いているのは一人だけで、「昼休憩を返上して御朱印を書き続けているため、宝光社のみの御朱印にしてください」とのこと。こんなことなら、参拝前だけど、中社でもらえばよかったと心の中でつぶやく。しかし、僕の前に並んでいた男性は、北海道から御朱印をもらいに来たらしく、とても残念そうにしていた。
中社
ということで、火之御子社だけは、御朱印をもらえなかったので、もう一度行かないとならない。
歴代の王・王妃の祀られた宗廟
宗廟 世界遺産1995年登録
宗廟 正殿
朝鮮王朝の歴代の王をまつる儒式建築物。1395年に太祖李成桂によって造営された霊廟。1592年の豊臣秀吉の文禄・慶長の役で建物は破壊され、1608年に再建された。
宗廟 正殿
冬に訪れた韓国。天気には恵まれたが、やはり寒い。防寒対策もむなしく、ふるえていた。耳当てと毛糸の帽子がないと、外にでていることができないほどだった。
宗廟 永寧殿
宗廟は、個人が自由に歩くことができず、数人のグループごとにガイドさんが同行する。それを知ってがっかりしたが、グループの一番後ろにいると誰も写らない写真が撮れて、それはそれで助かった。
宗廟 永寧殿
もう少し暖かい時期にのんびり歩いてみたいと思う。外にいることが修行のようにつらかった。我慢ができなくて、一日に何度もカフェで暖をとることになった。
捨身行 補陀落山寺の補陀落渡海
紀伊山地の霊場と参詣道 世界遺産2004年登録
補陀落山寺
補陀落山寺には、補陀落渡海という慣わしがありました。この寺の住職はある年齢に達すると30日の食料を積込んだ小舟に乗り外洋に向かうのです。小舟の前後左右には朱い鳥居があり、住職が乗り込むと出入口は釘で打たれて脱出できなくなります。行き先は補陀落浄土。修行のひとつ捨身行で、もちろん、どこにも辿り着けず、海の藻屑と消える運命なのです。江戸時代になると、住職が亡くなったあとに、ご遺体を小舟で海に流す水葬へと形態を変化させましたが、20人以上の住職が渡海しました。井上靖の短編「補陀落渡海記」は死ぬのが恐くて舟を抜け出そうとする住職を描いた小説です。
『バラカ』 桐野夏生 集英社
ミカ、光、薔薇香と3つの名を持つ少女。
桐野さんの小説の特徴かもしれないが、登場人物のなかで善人に数より、悪人の数の方が圧倒的に多い。その悪人も、そこらにいるような子悪党ではなく、骨の髄まで悪に染まった悪魔だ。一人の少女の自由を奪い、人権を無視した多くの大人たちの身勝手なエゴは、読んでいて、怒りが腹にたまる。微笑みを浮かべた仮面の下に、悪魔の形相が見える。震災から8年が経過した設定で書かれた物語だが、もしかするとこれが日本の近未来の姿かもしれないと思うほど、放射能に汚染された日本をリアルに描いている。
満足度4.0(5点満点)